尾根の散策

家庭菜園と日々の営み

スーパームーン

2022.05.18

スーパームーン(一昨夜・一昨夜・今宵) 

2022.18 04.34.20 今朝は無念・雲に覆われ

 

05:37:26

05:48:28 雑草退治前

11:48:28 今朝3時間の成果

庭に咲き始めたアジサイ



 満月にはたくさんの名前がある

満月には月ごとに様々な呼び名があります。昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきました。今回はアメリカの農業暦のもととなったネイティブアメリカンが使っていたと言われている満月の名前をご紹介します。季節の移り変わりの満月を節目にして農作業や狩猟など生活の目安にしていたことがわかります。

満月には月ごとに様々な呼び名があります。昔、人々は現代のようにカレンダーを見て生活するのではなく、月の満ち欠けとともに生活してきました。今回はアメリカの農業暦のもととなったネイティブアメリカンが使っていたと言われている満月の名前をご紹介します。季節の移り変わりの満月を節目にして農作業や狩猟など生活の目安にしていたことがわかります。

1月:ウルフムーンWolf Moon(狼月)

真冬、食糧がなく飢えた狼の遠吠えにちなんだ名前を1月の満月に付けました。中世ヨーロッパでもネイティブアメリカンの人々もこの名前で呼んでいたようです。また他に、オールドムーンOld Moon(古月)やアイスムーンIce Moon(氷月)などとも呼ばれています。

2月:スノームーンSnow Moon(雪月)

アメリカの2月は雪が多いことからスノームーンSnow Moon(雪月)という名前がついていますストームムーン。Storm Moon(嵐月)やハンガームーンHunger Moon(飢餓月)などとも言われています。吹雪が起こったり、雪と寒さで食料がないことが表れています。

3月:ワームムーンWorm Moon(芋虫月)

面白い名前です。冬が終わって春が始まる3月の満月はワームムーンWorm Moon(芋虫月)という名前がついています。雪が解け、日が地面にあたり地中も暖かくなるころに、ミミズが地中から出てきて地面を這ったあとを例えているんだそう。春になり、土から虫が出てくるということは中国や日本で使われている二十四節気のなかの「啓蟄(けいちつ)」(中国では「驚蟄」と書く)と同じニュアンスなんですね。

他には、チェイスとムーンChaste Moon(純潔月)、デスムーンDeath Moon(死月)、クラストムーンⅭrust Moon(堅雪月)などがあります。堅雪月とは、日中日の光で雪が溶け、雪解け水が夜に凍り付き、表面ががりがりに固くなった雪を表しているんだそうです。雪道を運転していると一番恐ろしいパターンですね。植物にちなんだ名前だと、サップムーンSap Moon(樹液月)というものがあります。メープルシロップの原料になるカエデの樹液採取ができる時期だからなんだそうですよ。

4月:ピンクムーンPink Moon(桃色月)

北部のネイティブアメリカンは、4月の満月をピンクムーンPink Moon(桃色月)と呼んでいます。開花の早い野花、ピンク色のフロックス(phlox)にちなんでいるそうです。また、スプラウティンググラスムーンSprouting Grass Moon(萌芽月)とも呼ばれており、春になり木々が一斉に芽吹く時期を表しています。他にエッグムーンEgg Moon(卵月)、フィッシュムーンFish Moon(魚月)などと呼ばれています。

『4月の満月は霜をもたらし、満月が薄くなったら雨が降る』と言われていました。別の言い伝えによると、満月から新月までの間は雑草を抜く、草刈りをする、剪定をするなどの作業に適していると言われていました。

5月:フラワームーンFlower Moon(花月

さまざまな国や民族のあいだでフラワームーンFlower Moon(花月)と呼ばれています。それだけたくさんの花が咲く時期なんですね。ほかには、ヘアムーンHare Moon(野ウサギ月)、コーンプランティングムーンCorn Planting Moon(トウモロコシの種蒔き月)、ミルクムーンMilk Moon(ミルク月)という名前があります。

6月:ストロベリームーンStrawberry Moon(苺月)

北米では6月に野苺の収穫が行われます。主な品種はバージニアイチゴ(Fragaria virginiana)で、マウンテンストロベリーまたはコモンストロベリーとも呼ばれています。アラスカやカナダ、米国で自生しています。ヨーロッパではローズムーンRose Moon(薔薇月)という名前が付けれらています。また、この月は夏の最初の満月とされていることも多く、ホットムーンHot Moon(暑気月)と呼んでいる地域もあります。

7月:バックムーンBuck Moon(雄鹿月)

buckとは、雄鹿のことを指します。雄のシカは毎年ツノが生え替わります。生えてくる時期が7月なので、ネイティブアメリカンたちは7月の満月にこの名前を付けたそうです。ほかには、サンダームーンThunder Moon(雷月)があります。これは、7月に嵐が多発するためです。また、ヘイムーンHay Moon(干し草月)という名前もあります。これは7月に干し草の収穫があるためです。

ちなみに、干し草ってなんの草かご存知ですか?よく、物語やアニメに出てきますが、いわゆる牧草と呼ばれるものを干したもの。あれは何の草なんでしょう。と思って調べてみたところ何種類かの植物の総称なんですね。オーチャードグラス(カモガヤ)、イタリアンライグラス(ネズミムギ)などのイネ科の多年草一年草アルファルファなどマメ科多年草などを植えているんだそうです。

8月:スタジェンムーンSturgeon Moon(チョウザメ月)

五大湖などで獲されたチョウザメの豊漁を願い、8月の満月をスタジェンムーンSturgeon Moon(チョウザメ月)と呼びました。グリーンコーンムーンGreen Corn Moon(青いトウモロコシ月)、グレインムーンGrain Moon(穀物月)、レッドムーンRed Moon(赤月)とも呼ばれました。これは夏の霧で月が赤みを帯びることがあるので、そう呼ばれたようです。

9月:ハーベストムーンHarvest Moon(収穫月)

9月のハーベストムーンHarvest Moon(収穫月)は、耳にしたことがあるかもしれません。これは作物を収穫する時期、秋分後の満月のことをこう呼びます。夜間に収穫するとき、月明かりが助けてくれる9月の満月や、月の出が早いことも表現されています。コーンムーンCorn Moon(トウモロコシ月)やバーレイムーンBarley Moon(大麦月)という名前もありますが、どちらも収穫月だからでしょうか。

10月:ハンターズムーンHunter’s Moon(狩猟月)

夏の間に太ったシカやキツネを狩るのに適した月であるためだと言われています。9月と同じように月明かりが特別につよく、照らす時間も長いです。ハンターは夜暗い時でも月明かりの力を借り、木の枯れた野原で隠れることのできない獲物を追跡することができるからだそうです。ほかにトラベルムーンTravel Moon(移動月)やダイインググラスムーンDying Grass Moon(枯れ草月)という名前もあります。

11月:ビーバームーンBeaver Moon(ビーバー月)

諸説ありますが、ネイティブアメリカンがビーバーを捕らえるための罠を仕掛ける時期からこの名前がついたと言う説と、ビーバーが越冬のための巣作り、いわゆるダムづくりに取り掛かるから、という説もあります。また、日本の11月の別名と同じ意味のフロストムーンFrost Moon(霜月)という名前でも呼ばれます。

12月:コールドムーンCold Moon(寒月)

本格的な冬が訪れる12月の満月は、コールドムーンCold Moon(寒月)という名前が付けられています。また、冬の夜の長さを表すロングナイトムーンLong Night Moon(長夜月)、オークムーンOak Moon(オーク月)という名前があります。オークは楢(なら)の木のことです。加工しやすく、家具やウイスキー・ワインなどの樽に使用されます。

 

おわり